『おい、ウチはペット禁止だぞ!』盲導犬を連れたおじいさんを入店拒否する店主。しかし、この発言後すぐに店主は後悔する事に…

私は今年、宅地建物取引士の国家試験にチャレンジしました。
およそ8ヶ月間の間、独学にて一生懸命勉強しましたが、結果は…。
正確な合否はまだ分かりませんが、自信のある結果だったとは言えません。

とは言え、ここで公表したい事は私の試験勉強の結果や落ち込みの内容ではなく、ある休日に喫茶店でいつも通り宅建の勉強をしていた時の事です。

自宅の中ばかりで勉強をしていると、中々集中力が持続しないこともあり、たまに外出しては喫茶店やファストフード店で勉強をしていました。

喫茶店でドリンクを頼み、音楽を聴くわけではないのですが、イヤホンをして勉強をすると中々勉強が捗るものなのです。

しかし、集中して勉強をしている所を遮る怒号に近い声が…

『おい、ウチはペット禁止だぞ!』
…!?

何事かと参考書から顔を上げ、イヤホンを耳から外して店内入り口に目をやると、そこには指を差しながら凄い剣幕で1人の客に注意する店主の姿が。

その店主の指先を見ると、1人の客…
いえ、目の不自由なおじいさんと、その足元には白色の立派なラブラドールが一匹。
そのラブラドールには、盲導犬のマークが付いていました。

店主はこの”2人”に向かって焦ったように、

 おい、ウチはペット禁止だぞ!
勝手に入ってこないでくれよ!
他のお客さんに迷惑なんですよ!

店主

こう強く言い放ちます。

しかし、盲導犬は店内等へ入店してもいいもの。

この店主は恐らく自分の店に”盲導犬”ではなく、”犬”が入る事を毛嫌いしたのでしょう。

目の見えていないおじいさんはこの店主の怒りに満ち溢れた様な声に怯んでしまい、すごく申し訳なさそうな表情をして困惑していました。

そして、そんな事を言われた事が無かったからなのか、おじいさんの足元でしっかりサポートをしている盲導犬もションボリした様な表情。

「これはヒドイな…」

勉強どころでは無くなった私は店主に注意をしようと参考書を閉じてカバンにしまいました。

しかし、この店主に対する不満は私だけでは無かったのです。
その一部始終を見ていた他のお客も、次々に立ち上がり、店主へ集中砲火が始まりました…

 何てヒドい事を言うんだ。
謝れ!

盲導犬は入店が許可されてるんだろ!
この盲導犬にも謝れ!

パシャッ(スマホのシャッター音)
〇〇に投稿して拡散してやるよ。
もうこんな最低な店二度とこねーけど。

別に私たちは迷惑じゃないです。
おじいさんだって平等に扱って下さいよ。

恐らく、そこにいた全ての客が何かしら店主へ意見していたと思います。

この展開に店主はかなり困惑した様子で、一気に立場逆転。
渋々一番入り口から近い席へその目の不自由なおじいさんと盲導犬を案内したのです。

すると、席に座ったおじいさんの横で床にペタッとお座りした盲導犬がこの後驚く行動に出ました。

盲導犬がどの様なシツケをされているのかは分かりませんが、その盲導犬は店内の客をジッと見渡しながら、一声だけ小さく

 クーン…

と声に出したのです。

本当にそれがどうなのかは分かりませんが、私だけではなく、恐らくそこにいた他の客誰もが、その『クーン』という声が『ありがとう』に聞こえたのではないでしょうか…。