『あの子はダウン症って病気なの。違う子と遊びなさい』心無い母親の一言に、真顔で質問した息子なりの”考え方”に心打たれる

私には、8歳の息子がいます。

普段からとても明るく、また幼い頃からゲームなどを一度も与えずに教育してきた事もあり、毎日外で遊んでは泥だらけになって帰ってきます。

週2回は地元のサッカー少年団でサッカーに夢中になり、将来の夢は日本代表の本田選手や香川選手みたいになりたいと常日頃話しています。

そんな息子ですが、先月の運動会の時にとてもしっかりした自分なりの考え方を持っているんだな…そう知る事が出来たことがありました。

お恥ずかしい話ですが、私の元妻、息子の母親とのやり取りの中でした。

私は、一昨年に妻と離婚。
様々な理由から息子は私が育てる事になり、いつも息子と二人三脚で生活をしています。

ただ、やはり母親。
息子は母親の事が大好きです。

そのため、離れ離れではあるものの、運動会に来て欲しいと懇願されたので元妻に連絡し、運動会に誘いました。

もちろん喜んで参加したいと、当日は元妻がお弁当を作ってくる事になり、息子も凄く楽しみにしていました。

しかし、久しぶりの”家族”が揃った運動会のお昼休憩の時に事は起きたのです…。

久しぶりの元妻のお弁当に、息子は大喜びで「美味しい、美味しい」とガッツき食べていました。

あっという間にお弁当をたいらげた息子は、居ても立っても居られない様子で、私たちと話す暇もなくすぐ友達の元へ。

休み時間もまだ30分程残っていたので、早くお弁当を食べ終わった子供たちはどんどん集まって遊び出すのです。

「本当に元気だな!笑」

久しぶりの元妻と、少しヨソヨソしい感じで息子の姿を目で追いながらそう話していました。
すると、元妻がポロリ一言。

ねぇ、あの子障害学級の子じゃないの?
何で〇〇(息子の名前)と一緒に遊んでるのかしら…

 

ふと見ると、息子達数名が走り回るすぐ側に、障害学級に通うダウン症の男の子が混ざって遊んでいたのです。

私は、その子の事を少しだけ知っていました。
以前に息子からチラッと聞いた事があったからです。

ああ、あの子は〇〇(息子の名前)がいつも誘って遊んでるみたいだよ。

 

そう元妻に言うと、何故か不機嫌そうな顔をするのです。

そして、息子がお茶を飲みに戻ってきた時、元妻が何とも酷いことを息子に言い聞かせました。

 

一緒に遊んでる子って障害学級の子でしょ?

あの子はダウン症って言う重い病気だからあまり一緒に遊ばないで、違う子と遊んでおいで。

 

 

お茶を飲みながらその言葉を聞いた息子は、ソッと水筒を足元に置くと、この言葉に真顔で質問します。

 

何で?
何で遊んじゃダメなの?

がっちゃん(ダウン症の男の子)は僕達のチームだから一緒に遊ぶよ!
がっちゃんはさ、病気なの知ってるけど、そのせいで6年生からイジメられてるんだ。

だから俺たちが守ってるんだ。
違う子と遊んだってがっちゃんは一緒に連れて遊ぶよ!

この息子の言葉に、発言した元妻も自分がどれだけ酷い事を言ったのか自覚した様に、慌てて息子に謝っていました。
ダウン症。

その病気の特徴から、容姿を見て毛嫌いしたりイジメたり差別する人がとても多いと聞きます。
恥ずかしながら、私の元妻もその1人でした。

しかし、まだまだ幼い子供だと思っていた息子から出たその言葉としっかりとした想い、考え方に親でありながら尊敬した瞬間です。

元妻は、その事を今でも反省して息子に会う度に「がっちゃん元気?本当に前は嫌な事言ってゴメンね…」そう度々謝っています。

元妻の発言は、とても許せる様な発言ではありませんが、そのままではなく我が息子にしっかり”是正してもらった”事で気付く事が出来ました。

息子は、今でも休み時間になると障害学級へ一番に走って行き、がっちゃんと共に遊んでいるとの事です。